ycuswim’s diary

横浜市立大学水泳部のブログです

日記

はじめまして。
首都大戦お疲れ様でした。参加してくださった3、4年生のみなさん、首都大さんありがとうございました!


せっかくはじめての投稿なのでなにか面白いことを書けないか考えてみたのですが、一向に思いつかないので、ここはあえて、ひとつしんみりした話を。


1匹のクモと冴えない男の話です。

そのクモは、あるときすでに、男の家に住み着いていました。
はじめてそのクモをみたとき、彼はその五百円玉もあろうかという大きさに驚きましたが、そいつを追い払う勇気もでなかったので、しばらく住まわせることにしました。
彼が調べてみると、なんでもそのクモは「アシダカグモ」と呼ばれ、家に住み着いてゴキブリや飛んでいる虫などを食べてくれるようで、巣もつくらないということがわかりました。

ある頃から仕方なく彼はそいつとの共同生活が始まったのですが、何日かたったある日、ふと、前まで窓から家に入り込んでいた蚊や虫などを最近はすっかり見なくなったなぁと思いました。
そいつは日に日に成長して大きくなっていきます。そいつはいつもひっそりと姿を現してはどこかをみつめていました。

しかし彼がその生活にも慣れ始めてしばらくした頃から、そいつはすっかり姿を見せなくなりました。
彼はなんとなく部屋の掃除をしてみました。人から「想像する通りの汚なさ」「スタンダードな汚なさ」などと言われるようなほど、ひどく散らかった部屋を、彼はやっと掃除し始めたのです。
しかしそいつは見つかりませんでした。
死んだのかしら。逃げたのかしら。

ある晩の日、バイトを終えた男はすっかり遅くなってから家に帰ってきました。
家のドアを開け、彼は思わず立ちすくんでしまいました。
玄関の壁に、手のひらをいっぱいに広げたような巨大な黒いクモがじっとわたしの目を見ながら待ち構えていたのです。まさに異形の怪物とでもいえましょう。

彼はとっさにそいつを部屋のそとへ追いやってしまいました。その巨大な生き物はあっという間に、遠く暗い闇の中へと消えてしまいました。


次の朝、彼は
「はて、あれで良かったのかしら」
そんなことを思いながら首都大戦へと足を運ぶのでした。

お疲れ様でした。だれかぼくの部屋の片付けを手伝ってください。

現在は、しおりさん、三原さんの作るメニューを頑張っているので、次からまた載せたいとおもいます。ひろのぶくん次お願いします。