ycuswim’s diary

横浜市立大学水泳部のブログです

一粒のチョコレート

ご無沙汰していました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?


3連休に、中日3日空いての4連休。
世間で言う「黄金週間」(またの名をゴールデンウィーク)が終わりました。

がっつりと遊んで過ごした人。
バイトや仕事で一生懸命働いた人。
実家に帰ってゆっくり過ごした人。
遊んだり働いたり適度に過ごした人。


市大水泳部の黄金週間の過ごし方といえば、辛かった「強化練」。
3、4、6日の3日間、それぞれ9:00〜11:00と13:30〜15:30の2部練を行いました。

青空晴れ渡る行楽日和の昼下がりも
地下プールでひたすら泳いでいましたね、、、


みなさん、お疲れさまでした。
特に計6回の全練習に参加した方は、本当にお疲れさまでした。

メニューについては引き続きマネージャーがアップしてくれると思います!


個人的に初日から、すでに疲れてしまっていましたが
部員の支えのおかげで、なんとか乗り越えられたと思います。
改めて、練習は一人じゃ出来ないと実感しました(涙)


ここで、せっかくなので強化練の裏エピソードをご紹介したいと思います!笑


まず最初。
あれは確か2日目の午後練のメインの前。

100×20をS1で、という何とも逃げ出したくなるメインでした。
正直私は、メインにたどり着くまでの間ずっと怖くて
「このまま永遠にメインの時間がこなければいいのに……」
なんて甘ったれたことを考えてしまっていました。

しばらく、全てS1でメインをこなすということをしていなかったので
不安ばかりがつのってしまい「泳げる気がしない。」と
同期の佐藤港くんに弱音を吐いてしまいました。


そこで彼から返ってきた言葉は、さすがミスターというにふさわしいものでした。


「俺がいるから頑張れるでしょ!」


…………そう、彼はそういうことを恥ずかしがることなく
さらっと言ってのけてしまう人なんです。


でも、イケメンにイケメンな台詞を言われたからって
可愛く「うん、私頑張る!港くんのために!」なんて言ってちゃダメです。
きっと、市大水泳部の女子なら誰一人そんな返しはしないでしょうね。笑


正しい返し方は、ポーカーフェイスで
「港なんかじゃ頑張れないわ。」です。笑
(港くんのためだと思って頑張ることはできないというニュアンス)


ひどいと思った、そこのあなた。
正しい判断をしています。あなたは何も間違っていません。

でも、相手はミスターですからね。あえて厳しく対処しなければ。
私が厳しくしなければ誰が厳しくするのでしょう?
彼を思ってこその厳しさです。愛情の裏返しとも言えます。



しかし、照れくさい言葉も躊躇なく言ってのけ
いつも前向きに、ひたむきに練習に取り組む港くんには、毎回励まされています。
この場をかりてありがとう。
直接本人にはとても言えません。笑



次も2日目のエピソード。
午後の練習が終わった後の更衣室での出来事。

連日の辛い練習で、休みたくなる頃。
更衣室にいるのは、私と副将静香さんの二人だけでした。

話は、実家に帰れば練習を休めるのでは?という、安直な話に。笑


私が冗談で、「静香さんも、親戚の家に行くとかどうですか?」と言うと
静香さんは「いや、練習を休むつもりはないんだけどね。」

続けて、「でもね、6回全部の練習に出た人は、絶対強くなるよ!本当に!絶対に違うから!」。


さ、さすが……あ、熱い!!!!
少しでも、練習を休むことを考えた自分が恥ずかしくなったと同時に
頑張って最後まで全練習を乗り越えようと思えた瞬間でした。

「絶対に強くなる!」というこの言葉に
最終日の最後の練習の最後の一本まで助けられた気がします。

これまた照れくさいので、この場をおかりして、静香さんありがとうございました。



他にも、たくさんの人に体調面・精神面で支えてもらいました。
お昼休憩の何気ないみんなとの会話と、一粒のチョコレートのダースが毎日の楽しみでした。
スイマー・マネージャーの部員のみなさん、ありがとう。

また、お忙しい中わざわざ差し入れを持って、練習に来てくださった卒業生の
近藤さん・栞奈さん、ありがとうございました。




いや〜、それにしても最後の50×40は辛かったな〜。
あんなに頬骨の周りの筋肉まで痛くなったのは初めてでした。
どれだけ歯を食いしばっていたんだろう。


奏子さんがおっしゃっていたように
疲れと達成感で「胸いっぱい」の強化練でした!笑

いよいよ、水泳シーズンの幕開けです。



長くなりました。
担当は「バッタで泳ぐなんて少し頭がおかしい」と言われた(いや、褒められた)大津留でした!